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実績紹介

実績紹介



005.個別分散空調システムの使用実態調査

調査の概要

近年、中小規模の建物だけでなく大規模の建物でも個別分散型空調システムの採用事例が増えています。本調査では、広く普及している個別分散空調システムの使用実態を明らかにするために、複数の業務用建物におけるの実稼働データを用いて、建物用途別および室用途別の使用実態を調査しました。

主な調査内容

データ閲覧システムの構築

膨大な複数物件の実稼働データの中から、必要なデータを短時間で閲覧できるようにするためにデータベースを構築しました。個別分散空調システムは1台の室外機に複数台の室内機が連なって1つの系統を形成しているため、指定した物件のある1系統のデータを簡単に確認できるデータ閲覧システムも合わせて開発しました。
データ閲覧システムのグラフ例

室外機データの分析

年間の暖冷房運転時間や冷暖房積算能力などを分析し、建物用途別に個別分散空調システムの使用特性などを明らかにしました。また、室外機の能力、消費電力に注目し、外気温度、室外機の負荷率、連続運転時間、系統内の室内機の稼働状況など、室内機の効率に影響を及ぼす要因についても分析を行いました。

室内機データの分析

各室内機の運転データを分析し、室用途別に冷暖房時の設定温度や稼働時間などの使用実態を調査しました。

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