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エネルギーなんでも調査隊


[その1]コーヒーメーカーの電力量を把握セヨ!

スイッチひとつでおいしいコーヒーを入れてくれる、コーヒーメーカー。

一瞬で出来立ての味が味わえるのは最高なのですが、保温したままにしておくと本体がとっても熱くなる・・・

ということは、けっこう電気使っているはず!?

というわけで、電力測ってみました!

実験条件

測定日 2011年5月11日(天候:雨)
コーヒーメーカーの仕様 電源: 100V 50/60Hz
消費電力: 1260W
大きさ: W166×D291×H252mm

測定開始!!

コーヒーメーカー水加熱中

ではさっそくスイッチON!

コーヒーを入れるため、水の加熱を始めます。

抽出ボタン点滅中は、水加熱中のサイン。

コーヒーメーカー準備完了!

抽出ボタンが点滅→点灯になったら準備完了!

抽出ボタンを押してコーヒーを淹れます。

ポチっと・・・

コーヒー抽出中

勢いよくコーヒーがカップにそそがれてゆきます!

う~ん、コーヒーのいい香りがしてきました・・・

おいしいコーヒーのできあがり

待つこと約30秒、おいしいコーヒーのできあがりです!

測定結果は・・・!?

と、ここまでの電力消費がどうなったか確認してみます。

コーヒーメーカーの電力消費

青が消費電力(左軸)、赤が電力消費量(右軸)のグラフです。

おおっ、けっこう使っていますね。

加熱中と抽出中の電力はほとんど同じぐらいの消費電力です。

一杯のコーヒーを入れるのに、だいたい13Wh電力を消費することがわかりました。

さて、コーヒーを淹れ終わったあと、保温ボタンをつけっぱなしにすると、だいたい50秒に一回くらいの間隔で電力を消費しています。

しかも、1回あたり1200Wもつかっています・・・

むむ、これはけっこう電気食い虫・・・

というわけで、このまま1時間、保温ボタンをつけっぱなしにしてみた結果がこちら↓↓

コーヒーメーカー保温時の電力消費

なんと、1時間で35Whも消費しています・・・!

赤い線が電力消費量の変化を表すグラフですが、ものすごい勢いで伸びています。

ということは、朝から晩まで(12時間)つけっぱなしにしていたら、、35Wh×12=420Whにもなることに・・・

う~ん、これは切り忘れ要注意ですね。

でも最近では、この保温時の消費電力を抑えたタイプもあるらしいです。

節電タイプの機器をよく見極めて、選ぶようにしたいですね。

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(公開日:2011年6月1日)